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2018/04/04 (5:27 pm)
Webぽれーる 第146号  (2018年3月31日発行)
執筆者: staff (5:27 pm)
星置の歴史を歩く(第30回) 村元健治

かつて大森林に覆われた星置・山口 

星置、山口地区の農業は稲作、酪農、畑作と時代によって変遷を経ながらも、山口地区においては特産物の「大浜みやこ」、「サッポロスイカ」をも誕生させるなど発展を見せてきた。しかし近年は高齢化と都市化のあおりを受けてその作付面積もじり貧となる中で、これら農業の土地利用に替わって増えてきたのが宅地を中心とした工業用地などの非農業的土地利用だ。その中でも依然として増え続けているのが宅地利用で、近年でも星置3条1丁目地区に「ほしが丘団地」が作られるなど、その勢いは衰えていない。
星置地区等の土地利用は、このように目まぐるしく変わってきたと言えようが、改めて、人々がこの地に入植する以前の土地利用というものは、どのようなものから始まったのかについて次に見ることにしたい。
これについては一言で言い表すなら、何も利用されていない自然そのものの状態、具体的に言うと一部湿地を含む大森林地帯であったのだ。
この大森林であったということは、実は何も私たちが住む星置・山口だけでなく、全道的にも当てはまるものでもあったことは言うまでもない。その意味で我が星置・山口地区もその例外では無かったということだ。
そこで、次にその大森林だったということを偲ばす幾つかの証言、資料を紹介したい。
まず一つ目は、星置に最初に入植した古老の話から紹介したい。この人は明治17年(1884年)に広島県から両親と共に13歳の時、入植した岡本ヒロ女だ。彼女によると「この辺、一帯は大木が茂っていて熊や狐が横行していてものすごくさびしいところだった。1本の大木から薪が5しきから7しきもできた」という。また汽車が通るのが見えなかった(ほど木が多かった)とも証言している(以上「手稲町誌」昭和43年・上)。
この証言によると、明治14年に既に小樽・幌内間を走った汽車の姿が森林が邪魔して良く見えなかったという意味だろうが、それほど物凄い大森林に覆われていたことが伺われる。それと1本の木から薪が5〜7敷も獲れたほどの大木があったというのも注目される。
敷(しき)というのは、開拓当時から高度経済成長時代に入るまでの北海道の暖房の主要な燃料になった薪を数えるときの単位を表すもので、長さ2尺(約60)、直径6寸(約14)の薪を高さ5尺(約150)、幅10尺(3m)に積み上げたものを指す。
この1敷分量の薪が1本の木から5〜7敷も獲れたというのだから、いかに凄い大木だったか想像できよう。
次に紹介するのは、明治開拓前の安政年代の頃だが、星置にいた早山清太郎のことだ。彼については本シリーズの第2回に取り上げた在住の人々の記事の中で取り上げたが、それら在住者の人の住宅のための木材を切り出す等、木の伐採業務の仕事をしていた。場所は滝の沢辺りということだが、いずれにしても木材の伐採を業務とするほど森林が豊富だったことが伺える。
最後に紹介するのが、これも本シリーズの第3回の札幌越え新道の建設に関係しての話だ。明治2年12月に札幌から銭函方面にかけて道を付けるにあたって、両地区から烽火を挙げて進むも湿地と森林に妨げられ、うまくできなかったということがあった。妨げられた具体的な場所は書かれていないが、どうも星置・銭函間の箇所を指していると言われるが、この地帯は正に、森林と湿地が織りなす難渋の地だった。大森林が邪魔をして目測を誤ったのであろうか。
以上、わずかな証言なり資料からの推測となったが、星置・山口の人々が入植する以前のこの地区というのは、ほとんど人の手が入っていない大森林というか、深い森に覆われていたことが伺えよう。そこの森には、ヒグマはもちろん、キツネ、シカなどの様々な動物たちが咆哮・闊歩していたことであろう。












今月のワンニャン♪

 今月は星置にお住まいの佐藤さん宅のジョン君(柴犬、♂、2歳)です。
 犬好き、人間大好きです。     
 初対面の犬にもズンズン行き、相手に吠えられることも・・・。      
悪気はないのよ〜、友達になりたいだけなの〜。              
と、母は心の中でつぶやいております。
 散歩中に会ったらよろしくねっ!
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